日本・米国 住宅・金利モニター|2026年9月

市場動向

2026年9月版|2026年9月21日公開

日本と米国の住宅着工と住宅関連金利を同じ時間軸で確認し、東京の住宅取得・投資判断に何が重要かを整理します。

東京の高級賃貸の成約賃料については、TokyoExpatの2026年8月高級賃料レポート(英語)を参照してください。住宅着工・金利とは異なる、実際に成立した賃貸契約の動向です。

English

日本

住宅着工は2010年代半ばを下回る一方、長期金利はゼロ金利時代より高い水準です。

米国

住宅ローン金利は高止まりし、住宅着工は持続的な拡大に戻っていません。

東京への示唆

全国着工だけで需給を判断せず、都心の供給制約、物件固有性、資金調達条件を分けて評価する必要があります。

日本:住宅着工と金利

日本:住宅着工と金利(2015–2026)1003.5%882.7%761.9%641.1%520.3%40-0.5%201520162017201820192020202120222023202420252026住宅着工(千戸/月)金利(%)住宅着工10年JGB短期プライムEDO PARTNERS | Updated 21 Sep 2026
住宅着工:月次実数(季節調整前)。金利:日本銀行の月次公表値。住宅着工は2026年6月、金利は2026年8月まで。

低金利だった時期にも着工は弱含みました。これは、人口動態、既存住宅ストック、建設費、供給能力など、金利以外の要因も重要であることと整合的です。もっとも、本図は相関を示すもので、個別要因の因果関係を特定するものではありません。

米国:住宅着工と住宅ローン金利

米国:住宅着工と30年固定住宅ローン金利(2015–2026)19008.5%16607.2%14205.9%11804.6%9403.3%7002%201520162017201820192020202120222023202420252026住宅着工(千戸・年換算)住宅ローン金利(%)住宅着工30年固定金利EDO PARTNERS | Updated 21 Sep 2026
住宅着工:季節調整済年換算(SAAR)。住宅ローン金利:Freddie Mac PMMS週次系列から算出した月次平均。2026年8月まで。

2022年以降の金利上昇と住宅着工の減速は同時に観察されます。ただし、在庫、家計所得、建設コスト、地域差も大きく、金利だけで動きを説明することはできません。

東京の購入・投資判断で見るべきこと

  • 全国統計と都心物件を分ける:東京中心部では土地・建設供給の制約が強く、全国着工の低下が直ちに価格下落を意味しません。
  • 金利感応度を数値化する:保有期間、固定・変動、借入比率を変えたキャッシュフローで評価します。
  • 出口流動性を優先する:表面利回りだけでなく、賃貸需要、管理状態、再販時の買い手層まで確認します。

データと算定方法

日本:国土交通省 建築着工統計、日本銀行 時系列統計。米国:U.S. Census Bureau、Freddie Mac PMMS。公表値は改定される場合があります。本稿は一般的な情報提供であり、投資・融資・税務・法務上の助言ではありません。

東京の住宅を数字で評価したい方へ
物件、資金計画、出口戦略を独立した立場で検討します。Edo Partnersへ相談する
上部へスクロール